- 2009-03-02 (月) 13:59
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デジタルカメラで撮影した写真ややスキャナなどで取り込んだ写真は、通常、サイズが大きすぎるためそのままではホームページに掲載できません。
その場合、適当なサイズに縮小する必要があり、過去のTIPSでも紹介しておりました(2. 写真サイズを調整する)。ですが、この方法では1枚ずつ作業するため、大量の写真を縮小・掲載する場合は大変手間がかかります。
JTrimにはフォルダ配下の写真ファイルすべてに対して、統一した処理を行う[一括変換]と呼ばれる機能があります。[一括変換]には明るさやコントラストを調整する機能の他に、サイズを調整する機能も搭載されています。この機能を利用すると、1枚1枚写真を縮小する手間がぐっと減り、さらに統一された操作手順で行えるため、写真が10枚あろうが100枚あろうが手間はかからず、処理にかかる時間もほとんど変わらないため、とても便利です。
今回は、この機能を利用して複数の写真を一括して縮小する方法をご紹介します。
事前準備編
前提として縮小した写真を用意します。保管する場所はどこでも構いません。マイドキュメントでも、マイピクチャでも、デジカメから写真を取り込むソフトが自動的に保管してくれる場所でも構いません。本TIPSでは、例として”C:\photo_data“に10枚の写真を保管するとします。その上で、以下の作業を行っておきます。
- 一括縮小した写真を保存するためのフォルダを作っておきます。まず、エクスプローラより写真が保管されているフォルダを開きます。
- フォルダの白いエリア付近で右クリックし、[新規作成]→[フォルダ]を選択します。
- 「新しいフォルダ」ができあがりますので、わかりやすい名称に変更します。ここでは”resize“とします。
設定確認編
[一括変換]で縮小した写真を保存する方法について、あらかじめ設定しておきます。一度設定しておけば設定内容を保存されますので、2回目以降は、この作業は必要ありません。
- JTrimを起動します。
- [ファイル(F)]→[保存オプション(P)]を選択します。
- [保存オプション]という画面が表示されます。画面と同様に設定します。
・[ファイルサイズで指定する(S)]:チェックする
・[最大値]:50
・[単位]:キロバイト
- [OK]ボタンをクリックします。
一括変換編
- JTrimを起動します。
- [ファイル(F)]→[一括変換(B)]を選択します。
- [一括変換]という画面が表示されます。画面と同様に設定します。
・[入力画像]の[フォルダ]:縮小する写真が保管されているフォルダを指定します。今回の例では”C:\photo_data“となります。
・[入力画像]の[画像種別]:全ての画像ファイル
・[出力画像]の[フォルダ]:事前準備編で作成したフォルダを指定します。今回の例では”C:\photo_data\resize“となります。
・[出力画像]の[画像種別]:JPEGファイル(*.jpg)
・[画像のサイズを変更する]:チェックする
・[横幅を指定する]:大きめにしたい場合は500、普通の大きさの場合は400、小さめの場合は300を入力します
・[再サンプリングを行う]:チェックする
・[再サンプリングを行う]:Lanczos3(サンプリングの方式を指定する項目です。微妙にできあがる画像に違いが現れます)
- [OK]ボタンをクリックします。[変換処理中]の画面が現れ、自動的に縮小が始まります。完了後、画面は自動的に閉じます。
以上の作業で一括変換は完了します。事前準備編で作成したフォルダに、縮小した画像が保存されます。
例として作った”C:\photo_data\resize“にも縮小した写真が保存されました。
また、実際に写真ファイルを開いてみると、縮小の具合が確認できます。
以上、お役に立てれば幸いです。
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