近年の社会情勢は、その価値観の流動化、多様化の速度を速める一方であります。 そのため、社会の各所にその歪が多出している現状であります。 本園では、この現状をかんがみ、次の時代を担う幼児の教育の重要性を深く認識 し、幼稚園・小学校の関連をふまえ、幼児のあるべき姿の根本を次のように考え、 日々の実践を行っております。
一、心身の健康は、人間存在の基本であることから、自分から強い心身を育て ようとすること。
二、創造力、実践力が二十一世紀の重要課題であると考え、すじ道をたてて考 えを深め、実行しようとすること。
三、社会性・協調性は、人類の共存と繁栄に不可欠な徳性と認識し、だれとで も仲良く力を合わせようとすること。
四、礼儀、寛容は、古来、人間社会の大切な徳性と考え、礼儀正しく心を豊か にしようとすること。
幼児が本来備えている新鮮な芽が、幼稚園という肥えた土壌に根をおろし、保育 という太陽や雨の恵みをうけ、風雪に耐え、健やかに育っていくことを願ってやみ ません。 |